術式、わたしがこの病院に決めた理由
giovedi 14 ottobre
2010年5月29日(土) AM9:50
予約時間より少し早くわたしの名前が呼ばれ、夫と共に主治医の診察室に
入りました。
夫はドクターと初対面です。
前回に組織診(太いほうの針生検)の結果として乳がんと診断されたので、
今回は、家族同席であらかじめ渡された冊子の治療についての質疑応答、
そして手術の説明を受けることとなっていました。
わたしは、ご挨拶の後いちばんに、「乳房温存手術で、本当に乳頭と乳輪を残す
方向で切っていただけるのでしょうか」
乳がん検診を受けた総合病院では、院長(外科)から乳輪は犠牲になると
言われていました。
乳輪を避けて切ることはできないと。
ところが、細胞診(細いほうの針生検)で、がんと断定できないいわゆるグレーゾーンの
結果が出てしまい、その院長は
「疑わしいだけで乳輪を犠牲にしてまで切ることはできません。
専門医のいる大学病院を紹介します。」
と、現在加療中の大学病院の主治医を紹介してくれたのでした。
診断確定には検査を重ね、大学病院初診から3か月かかりました。
最初の乳がん検診からは5か月です。
「残す方向で切る。
腫瘍と乳頭との間は1センチ弱。
ギリギリだけどチャレンジする。
ただし、あとで放射線治療はお約束だよ」
チャレンジという言い方でしたが、腕に自信ありの雰囲気が漂っていました。
また、手術に「乳房部分切除後の欠損部充填術法」を取り入れ、陥没した乳房の
形を整えてくれるという話でした
「乳房扇状部分切除術」は、温存術の中で最も切除する範囲が広いので、
腫瘍を取り残す恐れは少なくなります。
その分、乳房に変形が生じるため、工夫が必要です。
素人的に言うと、手術で使われる溶ける糸でできたメッシュの布をたたみ、シートで
くるんだものを入れる。
周りの肉が、傷口を塞ぐときのように盛り上がってメッシュを取り囲み、
外見的にわからなくなるということです。
乳房再建をすると、そのときはいいのだけれど、後々年を重ねていったとき、
健康な乳房のほうは萎びていく(失礼!)のに再建した方は相変わらずで、左右の
バランスが悪くなるそうです。
「充填術は左右一緒に年とっていくよ」
さらに、「この方法ができるのは、この病院ではわたしだけだよ」
とおっしゃいました。
乳腺の執刀医はわたしが知る限り他にも2名いらっしゃいますが、主治医より上席の
ドクターでもできないのかと驚きました。
病名が確定したときから、こちらの大学病院で手術するつもりでいました。
散々、痛い思いをして検査を受けていたからです。
他院へ移れば、場合によっては一から検査するかもしれない。
もう嫌だ!と。
そして診察を重ねるうちにこのドクターを信じていこう、簡単に経過観察にしないで、
疑って、とことん調べてくださったのだからと思うようになっていったのです。
この日、夫は何の出番もありませんでした
当の本人が希望するのなら、それでいいというスタンスなのだと思います。
7月9日(金)
手術は予定どおり、わたしの希望どおりに終わりました
2010年5月29日(土) AM9:50
予約時間より少し早くわたしの名前が呼ばれ、夫と共に主治医の診察室に
入りました。
夫はドクターと初対面です。
前回に組織診(太いほうの針生検)の結果として乳がんと診断されたので、
今回は、家族同席であらかじめ渡された冊子の治療についての質疑応答、
そして手術の説明を受けることとなっていました。
わたしは、ご挨拶の後いちばんに、「乳房温存手術で、本当に乳頭と乳輪を残す
方向で切っていただけるのでしょうか」
乳がん検診を受けた総合病院では、院長(外科)から乳輪は犠牲になると
言われていました。
乳輪を避けて切ることはできないと。
ところが、細胞診(細いほうの針生検)で、がんと断定できないいわゆるグレーゾーンの
結果が出てしまい、その院長は
「疑わしいだけで乳輪を犠牲にしてまで切ることはできません。
専門医のいる大学病院を紹介します。」
と、現在加療中の大学病院の主治医を紹介してくれたのでした。
診断確定には検査を重ね、大学病院初診から3か月かかりました。
最初の乳がん検診からは5か月です。
「残す方向で切る。
腫瘍と乳頭との間は1センチ弱。
ギリギリだけどチャレンジする。
ただし、あとで放射線治療はお約束だよ」
チャレンジという言い方でしたが、腕に自信ありの雰囲気が漂っていました。
また、手術に「乳房部分切除後の欠損部充填術法」を取り入れ、陥没した乳房の
形を整えてくれるという話でした
「乳房扇状部分切除術」は、温存術の中で最も切除する範囲が広いので、
腫瘍を取り残す恐れは少なくなります。
その分、乳房に変形が生じるため、工夫が必要です。
素人的に言うと、手術で使われる溶ける糸でできたメッシュの布をたたみ、シートで
くるんだものを入れる。
周りの肉が、傷口を塞ぐときのように盛り上がってメッシュを取り囲み、
外見的にわからなくなるということです。
乳房再建をすると、そのときはいいのだけれど、後々年を重ねていったとき、
健康な乳房のほうは萎びていく(失礼!)のに再建した方は相変わらずで、左右の
バランスが悪くなるそうです。
「充填術は左右一緒に年とっていくよ」
さらに、「この方法ができるのは、この病院ではわたしだけだよ」
とおっしゃいました。
乳腺の執刀医はわたしが知る限り他にも2名いらっしゃいますが、主治医より上席の
ドクターでもできないのかと驚きました。
病名が確定したときから、こちらの大学病院で手術するつもりでいました。
散々、痛い思いをして検査を受けていたからです。
他院へ移れば、場合によっては一から検査するかもしれない。
もう嫌だ!と。
そして診察を重ねるうちにこのドクターを信じていこう、簡単に経過観察にしないで、
疑って、とことん調べてくださったのだからと思うようになっていったのです。
この日、夫は何の出番もありませんでした
当の本人が希望するのなら、それでいいというスタンスなのだと思います。
7月9日(金)
手術は予定どおり、わたしの希望どおりに終わりました
by Luna-Vita | 2010-10-14 11:42 | わたしのカルテ